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絶望のエレンと灯台守





―1―



" … "

" …… "

"嬢ちゃん大丈夫か?"



―2―



"……ライアンさん…"

"妖精達は…?"



―3―



" … "

"…嬢ちゃんのせいじゃない"



―4―



"異界で…"

"自分が必要だって言われて……"


"…うれしかったの"



―5―



"夢だって言う人もいるの"

"自分なりに役に立とうとここまで来たの"

" … "

"だけど私はそうは思わない"



―6―



"小さな頃から良いことが思い出せない"

"生きるのは辛いことだった"

"……そんなときいつも妖精が助けてくれた"


"そう…わたしの周りには確かに妖精がいた"

"信じられない?"



―7―



" …… "

"ううん 信じるよ"



―8―



"わたしも妖精の力になりたかったなのに こんな事になって……"



―9―



"自分はなぜ生きてるの?"

"お母さんはどうして私を生んだの?"

"わたしはいったい…"



―10―



"…17年前のこと知りたくて来たんだね"

"できるだけ答えるよ"


"それで嬢ちゃんが元気になるのなら…"




Written by Mysta

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