妖精達/ハーフライフ
妖精:
さようなら…
もう…最後になるだろうね。
妖精たちは敗れるだろうから。
妖精:
いいかい、もう来てはならない。
これで帰るんだ。
妖精:
でなければ、大変なことになる。
君はまだ分かっていない。
*
妖精:
多くの仲間を失ってしまった。
妖精王さまはいったいどうなさる
おつもりなのだろう。
エレン:
想像していた通りの
妖精の世界があった。
うれしかったのに…
エレン:
異界でも戦いは続いているの…?
生きていて…悲しいことばかりで、
死んでからもそうなの?
*
エレン:
妖精たちはどうなったの…?
もう戻れないの…?
妖精:
異界での死は消滅さ。
消えてなくなる。
僕らは元々は人間の魂だった。
妖精:
それが浄化されるまでを
こうして妖精として過ごしている…
ファーダリク:
魔眼のIDとは
反抗者リヴァネの仇敵だった
バラールのものなのさ。
ファーダリク:
リヴァネは封印されたバラールを
利用して、廟所を閉ざした。
ファーダリク:
だから、妖精側が躍起になって
魔眼のIDを集めようと
してるんだネ。
*
ファーダリク:
妖精側の目的は
5つの魔眼のIDを
集めること…
ファーダリク:
ひゃひゃ…廟所に行けば
彼らの目的は果たされるからね。
*
ファーダリク:
魔眼のIDは遥か昔、
リヴァネが5つに分割し…
ファーダリク:
各界のフォークロアに
飲み込ませたのさ。
ファーダリク:
ヒャヒャヒャ…数千年も…
誰も集められないのさ…
*
ファーダリク:
廟所には生と死の根本となる
システムがあるのさ。
ファーダリク:
もっともそこに行くのが
大変だけどね、ひゃひゃひゃ。
*
ファーダリク:
魔眼のバラールは…
実は見えていたりしてね。
ファーダリク:
「一つ目」と「光線」を持った
魔物なんだよ…ひゃひゃ。
ダモーナ:
アンタは素質があるわ!!
古代にはアンタみたいな人が
たくさんいて、
ダモーナ:
異界を行き来して…
人々に伝えたんだけどねえ。
ダモーナ:
最近ではとんと見ないわね!
インチキばっかりよ!!
*
ダモーナ:
やれやれ、オバサン、
話すのに疲れちゃった!!
Written by Mysta
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