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妖精たち



妖精:
『異界』は創世時から
人間の死に対する恐怖を
柔らかく受け止めてきたんだ。

妖精:
だって、死んだ後に
こんな楽しい世界があるなんて、
生きていて安心だろう?

妖精:
だけど…今の人間は
そんな大事なことを
忘れてしまったんだね。



妖精: 昔も今も、 人は誰もが死者に会いたがった。 妖精: 失った大切な人に会いたいから、 その想いを伝達者に託した。 妖精: だから、 魂の消滅の危険を冒すにも関らず 生者の往来が絶えなかった。

Written by Mysta

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