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会話:キーツとライアン



キーツ:
あんたが村の墓守、
ライアンだね?


ライアン:
君は…?

キーツ:
17年前の事件の
調査をしていてね。

ライアン:
や、やめろ…!
話したくない。

キーツ:
レジーヌという女性を
覚えているだろう?

キーツ:
過去にあんたは
何を吹き込んだ…?

ライアン
彼女は…?

キーツ:
死んだよ、つい最近。

キーツ:
夫と息子は17年前
謎の死を遂げている。

キーツ:
可哀想な家族だ。
せめて、真相だけは
解いてやりたくてね。


ライアン:
ああ……

#少しキーツを見る目が変わる感じで話し始める
#夜の教会での目撃


ライアン:
あの日…
万霊節の夜

ライアン:
僕はハリエッタと
教会の墓地まで行った。

ライアン:
その時、教会の窓から
ハリエッタが中を見た。


キーツ:
中で何が…?


ライアン:
ハリエッタは急に
僕のカメラで写真を撮り始めた。

ライアン:
何か…
怖ろしいことが
起きていたんだ。


キーツ:
レジーヌには何を伝えた?

ライアン:
僕は…夫妻に
息子の死を伝えた。

ライアン:
息子の名はエルヴェ
重病だったんだ。

キーツ:
その際に…
何かを言ったのだろう?


ライアン:
僕は…僕はあの万霊節の
教会での出来事が…

ライアン:
エルヴェの死に
関係していると思って…

ライアン:
つい、そのことを
口走ってしまったんだ。

ライアン:
なぜなら……
エルヴェの死は、
あまりにも早かった…

ライアン:
本当はもっと生きられたはず。
その日も父親のレナルドが
村に来て、

ライアン:
一緒に灯台を見に行くと
約束してたくらいだから。

キーツ:
それで?夫妻は?

ライアン:
何か思ったことがあるらしく、
調べ始めていたんだ。

ライアン:
血相を変えて、
レスター先生のところに
向かっていたよ。

ライアン:
そして…
人が変わったように…



Written by Mysta

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