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家族の写真



―0―


■概要
異界で誰かの憎悪が道を閉ざしていることを知り
村に戻り、手がかりの陶器人形を探すキーツ。
それをシュゼットの家で見つける。


―1―



"これか…"



―2―



"あんた…誰!?"

"崖の殺人を 追っていてね"

"捜査線上で君に行き当たった"奇遇にも被害者に
会うことができた


"君は崖で死んだ女性の娘だな?"

"!?"

"……!?あんた いったい"



―3―



"これは…?"

"…母親の物さガラクタだよ"

"そうか"

"…? 中に何かが?"



―4―



"…"

"写真…?"



―5―



"1989年10月… 17年前か…"

"幸せそうな家族の写真じゃないか"

"返せよっ!"



―6―



"だから…母親はずっと大切にしてたんだ…"

"笑ってる…これがあたしの家族…"

"そんなに珍しい写真か?"

"ああ…こんな顔、見たことない…"



―7―



"あたしの知る母親はもっと恐ろしい人"

"この後…変わってしまったんだ"



―8―



"その怖ろしい母親も非業の死を遂げた"

"彼女は君に村から去れと言っていた"



―9―



"娘の君を思いやってのこと
なぜなら、これから村で…"

"待って!!"



―10―



"調べてよ、誰が母親を殺したんだ…?"

"それに昔…家族に何があったの…?"

"いいだろう、代わりにその写真を貸してくれ"




Written by Mysta

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